生産性をあげる地道な習慣

知識労働では,恐怖による生産性の向上はあり
えない。自ら動機をもち,自ら方向を決めるのでな
ければ,生産的に働くことはできない。自ら何かを
生み出せなければならない。」
マネジメント上P244

現代では,恐怖による生産性の向上などありえな
いというのは,すんなり来ると思うのですが,そう
でもなかった時代の方が長かったのかも知れません。

長いこと,狩猟採集生活をしていた人間にとって,
仕事(狩り)がないということは,餓死を意味し
ていました。

時代が下っても,人間にとって,仕事を失うこと
は,餓死を意味していたので,馬車馬のように働
かされる奴隷のような仕事でも,ないよりはまし
だったわけです。

もしかしたら,今でも,多少理不尽なことや,上司
からのパワハラがあったとしても,会社を辞めた
らマズいという恐怖心が忠誠心の源泉という状態
なのかも知れません。

いわゆる超優良企業が,実はブラック体質だとし
ても,転職すれば,給与も社会的地位な地位も下
がるのがハッキリすると,人は辞めるのを我慢し
て,なんとか食い下がろうとします。

それが度を過ぎてしまったのが,電通社員の自殺
事件の本質ともいえます。

電通を中途退職すれば,電通以上の会社には,
ほぼ100%就職できませんが,プライドが許せ
なかったのでしょうね。

しかし,会社を辞めて給与が下がることはあっても,
贅沢をいわなければ求人はあります。

邪魔をしているとすれば,いわゆる上場会社に勤
めているというプライドが邪魔するかも知れませ
んが,飢えの恐怖も経済的な困窮に対する恐怖か
らも解放されたわけです。

つまらないプライドや地位を捨てる恐怖よりも,
命の方がはるかに大切な筈なのですが,そういう
風に思わない状態に追い込まれてしまうのは,悲
しいことです。

しかし,「恐怖による生産性の向上」から脱却し,
「自ら動機をもち,自ら方向を決める」というあた
らしい仕事の仕方は,人間の歴史からみると極め
て日が浅いということになりますね。

冷静な判断が出来なくなってしまうのも,無理の
ないことなのかも知れません。

では,「恐怖による生産性の向上」ではなく「「自
ら動機をもち,自ら方向を決める」ことによって,
生産的に働くにはどうしたら良いのでしょうか?

具体的には,「何かをすることに決めたら,何を期
待するかを書き留めて,定期的に検証することを
繰り返すことを通じて,自らの強みを知る」(明日
を支配するものP194参照)というフィードバック
分析です。

フィードバック分析を繰り返しながら,自らの強
みと仕事の仕方,価値観を見つけ出すことが必要
だということですね。

こうした生産性をあげる地道な習慣を積み重ねる
ことで,生産性をあげていくのが知識労働です。

さて,あなたの働く動機は何でしょうか?
じっくりと考えてみたことがあるでしょうか?

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