好事魔多し

「うまくいってるときこそが,外からの助け,良き
師の助けが必要なときである。成果をあげるほど,
目の前の仕事,緊急の仕事に没入しているおそれが
ある。そのとき,経験豊かな師が,『それは意味
のあることか。自らの最高のものを引き出してい
るか』を聞いてくれる。」
非営利組織の経営P239

人間はうまくいっているときではなく,うまくい
っていないときに,外からの助けを求めるものです。

うまくいっているときに,助けをもとめません。
勢いに任せて,突っ走り立ち止まるようなことは
しません。

特に,格闘を伴う狩猟採集生活であれば,うまくい
っているときに立ち止まることは,相手に隙を見
せることになるので危険です。

そのせいなのかどうかわかりませんが,われわれ
は,うまくいっているときに,立ち止まって反省し,
必要に応じて人の助けを求めることがあまり得意
ではないのかも知れません。

しかし,われわれは,日々獲物を格闘しているわけ
ではありません。

隙を見せた瞬間命を奪われるような環境にいるわ
けでもありません。
われわれには,知識労働で成果をあげています。

そこには,うまくいっているときでも,立ち止まり
人の助けを求める時間を確保する時間が許されま
す。いや,許されるべきといった方が正確かも知れ
ません。

知識労働では,勢いに任せるだけでは成果があが
りません。

よくいわれるところの惰性ではなく,PCDAのサイ
クルを回せということですね。

そのためには,うまくいって有頂天になるのを抑
えて,「外からの助け,良き師の助け」が必要かど
うかを考えるということです。

人間は,これがあまり得意でないからこそ,逆に徹
底できた人は差別化に成功し成果をあげることが
できるということですね。

さて,あなたは,うまくいっているときにイケイケ
ドンドンでいきますか?

それとも,立ち止まって「外からの助け,良き師の助け」
を求めているでしょうか?

「好事魔多し」といいますけど,言い得て妙だと
思いますね。

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