自由を満喫するための条件

「自らの果たすべき貢献は何かという問いからス
タートするとき,人は自由となる。責任をもつがゆ
えに自由となる。」
明日を支配するものP218

人間が自由になる条件とは何か?
意外とじっくりと考えたことがないですよね?

少なくとも,気ままに行動することではなさそう
です。

「自らの果たすべき貢献」とありますが,ここで
いうところの貢献は,日本語のニュアンスと少し
違います。

自らの意思で,他人を助けるという意味合いが強
いんですね。

つまり,自由とは,誰からの指図を受けずに,自ら
の意思で,他人のために役立つことを考え,他人が
もとめているに応えることだとドラッカーはいっ
ているわけです。

こうした利他的な行動が,自らの力で空を飛ぶこ
とも出来ず,ライオンのような強靭な肉体を持つ
わけでもない人類が地球上で文明を築いている大
きな理由です。

しかし,利他的な行動は進化の過程でいうとかな
り後の段階で発達させていった能力だといわれて
います。

よくいわれるように,チンパンジーは人間でいう
ところの3歳時の知能があるといわれています。

ところが,どんなに訓練しても小学生高学年レベ
ルにはなりません。

チンパンジーにも利他的な行動がみられますが,
人間と比べるとかなり限定的なものに留まること
が原因ではないかといわれています。

われわれは,利他的な行動を進化させることによ
って,自然界の頂点にたったもののクルマでいう
と最初からついているエンジンやブレーキと違っ
て,後付け設定したオプションのようなものです。

それゆえに,自分が自分がを前面に押し出すいっ
てみれば,動物的な行動が,しばしば利他的な行動
よりも優先されてしまうようです。

それゆえに,成果をあげることができないか,どう
したら成果をあげることが出来るのかという答え
が見つからずに悩むことが多いのではないでしょ
うか?

それゆえに,自分が自分がを抑えて,貢献すなわち,
他人のために何が出来るかを考えるということです。
コレは,意識をしないとダメでしょうね。

でも,これが一番難しいことかもしれません。
ですが,貢献を考える上で,特効薬というべきもの
があります。

人に教えるということです。
人に教えなさいというキッカケが,上からの圧力
であったとしてもです。

教える段階になれば,強制ではなく自らの意思で,
他人のために何かを伝えようと必死になるハズです。
これが貢献と責任です。

さて,あなたは,何か貢献しているでしょうか?
しかも,それは自らの意思でしょうか?
それとも,上からの強制ですか?

●●━━━━━━━━━━━━━━━

川越駅西向けば、税務の110番!
埼玉県川越市の税理士事務所です

ライン公式アカウント「@zeimu110」

〒350-1126
埼玉県川越市旭町1-4-38
川越駅西口下車徒歩8分

お問い合わせは、いつでもどうぞ!

税理士 大林 茂樹

●●━━━━━━━━━━━━━━━